はっさくラムネ・バナナラムネ(今日のアフタヌーンティーより)
読売新聞 2015.5.30朝刊 編集手帳より引用
コウモリは昔、子供の遊び相手であったらしい。「コウモリ、コウモリ、草履が欲しけりゃ飛んで来い」と囃しながら、履物を夕暮れの空に投げた遠い思い出をお持ちの方もあろう◆漢字で「蝙蝠」と書く。幸せを運ぶ使者として親しまれてきたのは「蝠」が同音の「福」に重なるからだが、人間にとって"幼なじみ"の存在であったことも関係しているにちがいない◆鹿児島県屋久島町、口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生し、全島民に避難指示が出た。国の天然記念物エラブオオコウモリの生息地として知られる島である。御嶽に箱根と、地の底で不気味な軋みがつづいているが、いまはただ避難の無事と、平穏な生活が一日も早く戻ることを祈るほかはない。◆島にある町立金岳小中学校のホームページで、学校通信に載った小学6年生の作文を読んだ。星空観測会の感想は結ばれている。〈あっ、流れ星…あっ、そうだ、流れ星にこのままの「えらぶ」でずっとあってほしいと、お願いすればよかった…〉◆きっと子供好きだろう「福」の使者と心を一つに、作文の児童が唱えそびれた願い事を胸につぶやく。
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こんにちは。
口永良部島の噴火の瞬間を地元の方々の動画によって見る事ができましたが、瞬く間に黒い噴煙が広がり、御嶽山の悪夢を呼び覚ますようでしたね。
お亡くなりになった方がいなくて幸いでした。
3.11以来、日本の地下では大きなエネルギーがうごめいて、いつどこから吹き出してもおかしくない状況が続いているのですね。
首都圏直下地震も恐ろしいですが、大自然の猛威にあらがう事はできません。そんな時でも冷静に危険から逃れる術を身に付け日頃から心掛けたいものです。
自分の故郷はいつまでも変わらずにいてもらいたい。
みなそう思っていても、福島の人々は故郷を追われ多分生涯戻れない方もいる。
故郷を破壊し無くした相手が天災なのならば諦めもつくが、人災、そんなことはありえないと勝手に思い込んでいた人々の傲慢な考えのためだったとしたら、失った人々はどこにその怒りをぶつければいいのでしょう。
そういうことを日々に考える機会が増えました。
他人事ではなく日本人である限り自分自身のこととしても考えなくてはいけないですね。
エラブオオコウモリたちは今、人間がいなくなったその島でどう過ごしているのでしょう。
空を飛べる動物たちは遠くへ逃れることができますが、そこから逃れられないものたちはその運命を受け入れることしかできません。
そうやって生物の誕生や絶滅、進化などが繰り返されてきたのかと思うと、人間が自然を勝手に操ろうとするなんて恐れ多く、それだけ神々しいものなのだなと改めて感じます。
故郷の生物たちは、一緒に生きてきた愛おしい仲間。
故郷を大切に思う気持ちはきっと一緒のはずです。
上手に棲み分けることの大事さを考えながら、地下が静まる日が一刻も早くきますよう祈っています。
地元の子供たちが戻ってきたら、きっとエラブオオコウモリたちもほっとすることでしょうね。
箱根も観光地ですし、早く落ち着くといいですね。
私も黒玉子を食べに行きたいなぁ。
ありがとうございます。(*´∀`*)