吾亦紅(ワレモコウ):花言葉「感謝」「変化」「移ろいゆく日々」
朝日新聞2015.5.24朝刊 折々のことばより引用
『今年はようお照らしがありまして』
門徒のおばあさん
石川県に帰省した僧侶のもとに門徒さんから大きな白菜が届けられる。「みごとな白菜ですね」と言うと、自分の努力や工夫については一切口にせず、自分はほんのささやかなお手伝い、お日さまがよく照ってくださったのでこんなになりましたとの返事。人間に独りでできることなんてまずない。つねに他に恵まれてこそ人は在る。 一楽真「この世を生きる念仏の教え」から。
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こんにちは。
人は日々、成功を目指して生きています。
上手にもの事を成し遂げた時、得意になるのは悪いことではありませんが、それも加減次第。
他人に褒められたいと思うのが人間の本性。
自分のためだけじゃなく、周りの人や大切な人を喜ばせたいという熱い想いも持ってのこと。
でも、その陰には、多くの人に助けられ励まされてきたことを忘れてはならないのです。
この世に生まれ出て来られたのも親のおかげ。
どんな苦労があった時にも、人にはそれぞれこの世に自分のヘルパーが必ずいるものです。
それが身内とは限りません。
誰なのかはその時にはわからなくても、その節々で出会った人に助けられ、気持ちが通じる相手こそソウルメートなのだと思います。
私は高校時代、同級生だった夫に勉強や仏教のことを教えてもらったことがありますが、卒業してそれっきりでした。
30年経ってまた再会した時に、夫婦として共に学び歩む道を選び数年経ちましたが、今改めて思うのは「この人は私のソウルメートでヘルパーなのだな」ということです。
お互いが同じ思いでいたというのが不思議なものです。
自分独りでは経験できないようなことを、きっと二人でいるとその何倍もすることができるのでしょう。
ちょっと気後れしていることでも、やる気になれるのも相手のおかげ。
そして、体験したいという強い衝動をもって行動すると、その都度色々なところから援助の手が差し伸べられることもある。
人も自然もそういう人間がきっと好きなのでしょう。
「しょうがないなぁ。」なんて思いながらでも味方になってくれるなんて、やっぱり神様仏様は見ていらっしゃるのでしょうね。
何か成功をつかんだ時にこそ、そういう全ての周りのものに感謝し、自分も周りのもののお役に立てるよう心がけていきたいですね。
褒められた時には、「色々なおかげさまで・・・」
素敵な大人の会話ですね。(*^_^*)