劇団茶好きの ティールーム♬

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日々を過ごすということ(*^_^*)

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読売新聞2015.2.1朝刊「ポケットに1冊」を読んで
読売新聞2015.2.1朝刊「ポケットに1冊」より一部引用
 
吉野弘詩集   吉野弘著
 
20年以上も前、吉野弘さんに取材した時、「いかがお過ごしですか」という表現が話題になった。
 よく見ると「過」という字は「過(あやま)つ」でもあると詩人は言う。
「日々過ごすことは過ちの繰り返しですから」。
 そして詩は生まれる。
〈日々を過ごす/日々を過(あやま)つ/二つは/一つことか〉
…………………
 昨年1月に87歳で亡くなってから1年。
 先日、NHKの「クローズアップ現代」で紹介され、平明で深い表現の詩が改めて注目されている。
 
こんにちは。
 
「過ごす」ということは過ちの繰り返し
 
漢字というのは一つ一つに意味があり、何の気なしに使っている言葉も目で見て改めてその言葉の意味を実感できるものですね。
「日々平穏に過ごしたい」なんて思っていたけれど、
何もしなくてもその一日の時間はゆるりと流れていくのだろうけど、
自分に何かを教えてくれたのだろうか。
善し悪しに関わらず、自分の成長の糧になるものがなかったのなら
一日を大事に過ごしたことにはならないのではないか。
ふっとそんなことを思いました。
過ちを恐れるけれど、怖がっていては何もできない。
赤ん坊のたくさんの初めて。
何度も失敗しながらも恐れるということがない。
がむしゃらで好奇心に溢れてキラキラとした目をしている。
あれが、一日を大事に過ごしているということだ!
そういう繰り返しの毎日の中から自分の有意義な一日がどんどん芽を出しはじめ、過ごした!と感じられる日が増えていくのでしょうね。
朝のテレビ小説「マッサン」
日本人に馴染みのなかったウィスキーを日本に広めた男。
誰もが無理だと内心思っていたのに諦めなかった男。
幾度もの困難は想像を絶するものだったはず。
吉野弘さんの代表作の一つ「生命(いのち)は」の中で、
「生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい」
とあります。
外国人の妻の支えはもちろんのこと、たくさんの人々の援助や信頼がなければ、どんなに強い信念を以てしても夢を実現することはできなかったでしょう。
彼らは数え切れないほどの日々を過つ体験をしたと同時に、かけがえのない日々を過ごすことの出来た人たちです。
二つは一つこと。
死ぬ時に「生きてきて良かった」と思えるよう、毎日を過ごしていきたいですね。
ありがとうございます。
☆楽しい週末を☆(*^_^*)