時間を操る魔法は(*^_^*)
クマツヅラ(熊葛):花言葉「心を奪われる」「魅惑」「 魔法」
1分で感動「ニコニコになあれ、お母ちゃん」を読んで 2014.11.10
http://kando.raindrop.jp/20233 (本文はこちらから)
志賀内泰弘著『ようこそ感動指定席へ!』ごま書房新社より
【弥恵子コメント】
こんにちは。
一日の時間が倍くらいあったらいいのに・・・って以前は何度も思いました。
子育てをしながら家事や仕事をしていると、今日一日のノルマをうまくこなせない自分にイライラしてしまいますね。
子供は親のことなんて何にも考えていなくてマイペース。
ゆっくりとしている仕草につい「早くしなさい」なんて急かしてしまいますが、子供は自分なりに学習しているのですよね。
誰でも最初は下手から始まり、段々と上手になっていくもの。
でも、心に余裕がないと「早く早く」と言ってしまったり、見兼ねて親がしてしまったり。
それじゃあ幾つになっても上達するはずがありません。
お料理で包丁を持たせると危なっかしいけど、大人になってもりんごの皮剥きが出来ない人を見ると、やはり注意しながらでも幼い頃からさせたほうがいいと思います。
息子が幼稚園の時、初めてヒモのついた靴を履かせたときのこと。
教えたのですがなかなか蝶結びができなくて本人も苛立ってきているようでした。
早く出かけたいので「ママがやってあげるね」と手をかけようとしたら、「だめ!僕が自分でするんだ!」ってキッと強い意思のある目を向けて言ったのです。
なんでも「ママ、ママ」だったのにどうしたのかと戸惑いながらも見守っていたら、やっと「できた!」と言いました。
見たらちょっと不格好でゆるゆるでしたが、たしかに蝶結びのようになっていました。
「がんばったね!」と頭を撫でたら、嬉しそうにニコニコしていて頬が真っ赤になっていました。
後から聞いたら、幼稚園のお友達は皆蝶結びが出来て、自分だけ出来ないとショックだったようです。
負けず嫌いな気持ちが子供を成長させているのだなと思いました。
時間がかかっても、不格好でも、子供は新たなことを自分でできることが喜びなんだと実感しました。
それを大人の都合で急かしたりやる機会を奪ってはいけないのですよね。
それからは、なんで私は勝手にノルマを決めて、それが達成出来ないことに苛立っていたのだろうと思い、自分のこともそんなに縛らないようにしました。仕事はきちんとしなければなりませんが、多少家が汚かろうが、夕食時間が遅れようが、家族が納得していればいいことです。
それよりも、息子が色々なことを出来るようになる喜びを共に感じたり、自分自身もその一日を楽しむ気持ちの方がはるかに価値のある時間の使い方なのですよね。
そうと決めたら今まで見えなかったものが見えるようになりました。
道端の小さな草花や細い裏道、新しいお店屋さんや神社・公園。
息子の机にあった絵やテストの面白い答え(親バカですがこんな発想ってむしろすごい!と感じたことも)、版画が思った以上に上手だったことなど(日本画家の血を引いているので)。
見ていたはずなのに、じっくり隅々まで見ていたわけじゃなかったんだと思ったら、危うく一番変化があって面白いはずの子供の成長期をうっかり見過ごすところだったと思い、気づいて良かったとほっと胸を撫で下ろしました。
時間は誰でも24時間と決まっている。
以前のような気持ちだったらきっと、時間がいくらあっても足りないと思うので、今はもっと一日の時間が欲しいなんて思いません。
それよりもその歳々で、時間を何に一番使うのが今の自分にとって大事であり有効的なのかを知ることですね。
子供が幼い頃は子供と共に過ごすことが一番だと思いました。
そして、お店を始めた時もその気持ちは変わらなかったから、子供も母との食事の時間を大事だと思っていたようだし、私自身もだからこそ頑張れたのだと思います。
そして、仕事場で一人のことが多いからこそ、アフタヌーンティーの時間が大事だと思いました。
一人でいても自分のためにお皿やティーカップを選びお菓子を盛り付けお茶を入れる。
それを続けているうちにFacebookやブログでもアップしてお茶のお仲間が出来ました。
離れていても皆さんそれぞれにお茶を楽しまれていると思うことで、気持ちが休まり元気な気持ちが湧いてきました。
普段は余裕がなくても、一息入れることで笑顔の自分に戻れる。
そういう時間は本当に大事ですね。
親がニコニコしている家庭は、時間の流れ方が他と違ってゆっくりとしているような気がします。
そういう空間では、きっと短時間でも物事がはかどるのかもしれませんね。
家族や職場のみんなが、お互いに笑顔になれるような魔法を持っていたいものですね。
ありがとうございます。
☆楽しいティータイムを☆(*^_^*)